- Veda(ヴェーダ)とは
- Vedaの補助的学問
- Vedaの分類
- その他のVedaの学問
Veda(ヴェーダ)とは
Veda(ヴェーダ)とは知識という意味です。インドに5000年以上も教え継がれてきた知識体系をVedaといいます。
私たち人間が幸せに生きるための知恵が、祈りの儀式や行いの手段として教えられている手引書がVedaです。それに沿った生き方をすることで、考えが浄化され、antaḥkaraṇaśuddhiを得ることによってVedaの最後、Vedāntaを理解できる知性が養われます。
Vedaは、聖者VyāsaによってṚg(リグ)、Yajūr(ヤジュール)、Sāma(サーマ)、Atharva(アタルヴァ)の4つに分類されています。
Ṛg Veda 韻文形式のマントラ
Yajūr Veda 散文形式のマントラ
Sāma Veda 音楽形式のマントラ
Atharva Veda 聖者AtharvaとAmgirasによって作られた呪術
これら4つのvedaの終わりをVedānta(ヴェーダーンタ)と呼び、真実の知識であるakṣara(アクシャラ)、不朽のBrahman(ブランマン、ブラフマン)の知識が教えられています。それをparā vidyā(パラーヴィッデャー)、究極の知識といいます。
Vedaの補助的学問
Vedaを理解するための補助的学問として、次の6つが挙げられています。
- Sikṣā(シックシャー) 発音法
- Karpa(カルパ) 儀式の段取り
- Vyākaraṇa(ヴャーカラナ) サンスクリット文法
- Nirkta(ニルクタ) ヴェーダの語彙
- Candas(チャンダス) 韻文律
- Jyotiṣa(ジョーティシャ) 天文学
これらをaparā vidyā(アパラーヴィッデャー)といいます。
Vedaの文化に沿った学習では、これらを体系的に学びます。
Vedaの分類
Vedaは大きく4つに分類されます。
そのうち、12のupaniṣadが自己の知識に関するもので、その中の10のupaniṣadにŚankarācāryaがvāsya、解説を付けました。
Ṛg Veda
- Aitareya
Yajur Veda
- Taittirīya
- Īśa vāsya
- Bṛhadāraṇyaka
- Katha
Sāma Veda
- Chāndogya
- Kena
Atharva Veda
- Māṇḍūkya
- Muṇḍaka
- Praśna
その他、Smṛtiといわれるupaniṣadと同等の聖典があり、それにもŚankarācāryaがvāsyaを付けました。
- Mahābhārata(Bhagavadgītā)
- Dharmaśāstra(Brahmasūtra)
- Rāmāyaṇa
- Purāṇa
さらに、 prakaraṇaといわれるものが数多くあります。
- Tattvabodhaḥ
- Ātmabodhaḥ
- Upadeśasāra(Ramana Mahaṛṣi)
- 他
その他のVedaの学問
また、Vedaの中にはそれぞれの学問があります。
- Dharma śāstra:ダルマ・シャーストラ :法律。
- Āyurveda:アーユル・ヴェーダ :アタルヴァ・ヴェーダの中の医術
- Gandharva veda:ガンダルヴァ・ヴェーダ:サーマ・ヴェーダの中の音楽・舞踊
- Sthapatya veda:スターパティヤ・ヴェーダ:ヤジュール・ヴェーダの中の建築術
- Dhanur vedaダヌル・ヴェーダ :弓術
- Nyāya:ニャーヤ :論理学(数理)
現代では科学に置き換えられて学校教育などで学ぶ機会もありますので、これらを全て学ぶ必要はありません。
それぞれの役割や興味に応じて、必要であれば学ぶようになります。


