- ॐ Oṃ(オーン)、Om(オーム)とは
- 108の理由
- A U M の意味
- Japa yajña(ジャパヤッニャ)
ॐ Oṃ(オーン)、Om(オーム)とは
ॐ Oṃ(オーン)、Om(オーム)とは、動詞の原型「av」から来ており、to protect;守る、to defend;擁護する、to please;喜ばせる、to satisfy;満たす、to like;好む、to wish;願う、to desire;願望、to favor;好意を寄せる、to promote;促進するなどの意味があります。A U Mの3つの音から成るこの宇宙すべてを表す音のシンボルです。一つの音はそれぞれ1拍なので長くとも一音が1秒です。したがって、3つの音をつなげてomという時、3拍になるので長くとも3秒で言われる言葉です。サンスクリット語では、aとuがつながるとoになり、oとeは2拍で、それ以外は1拍の音です。
誰もが口を開けて音を出す時はAで始まり、口を閉じて音を出すときはMになり、同じAが口を丸める時、Uとなります。これらは人間が自然に発する音であり、他のすべての音はAが変化したものです。一音節にすべてが内包される一つの言葉であり、omはすべての言語の中の言葉です。そしてomは神の名前と全ての言葉を象徴するシンボルです。
108の理由
サンスクリット文字は54あり、昇順と降順で数えると108になり、この中にすべての名前が含まれます。一つの神の名前を108回繰り返せば、既知も未知も含め全ての神の名前を繰り返したことになります。その音によってĪśvaraである外観上の世界、jagat全体が覆われています。Omという時、神への非言語的な音声の象徴でもあるため、それ以上は何も必要とはしません。

A U M の意味
Aは、起きている状態、jāgrad avasthāを現し、肉体を含む物理的な世界であるsthūla(ストゥーラ)を意味します。
Uは、思想の世界を表し、夢を見ている状態、svapna avasthāとその世界、感覚器官や考えを含む微かな世界であるsūkṣma(スークシュマ)を意味します。
Mは、熟睡の状態、suṣupti avasthāと現れることのない世界を現し、創造、sṛṣṭiに始まりBrahmanの中に解消するすべての原因の世界であるkāraṇa(カーラナ)を意味します。
そして、過去、現在、未来の3つと、天国とこの世と地獄の3つの世界を現す言葉でもあります。さらに、それら3つの時間を超えた存在がomです。
Omはこの宇宙のすべてである究極の基盤、paraṃbrahma(パランブランマ)、Īśvaraへ瞑想するための言葉であると同時に、paraṃbrahmaを明かす言葉、理解するための言葉です。Omは、保護やすべてを支えるという意味でもあるため、om=Īśvaraです。

Japa yajña(ジャパヤッニャ)
人間が生活する上で、植物を食べることや何かをする時、故意ではなくとも生き物を傷付けることになり、悪い行いの結果としてpāpaを生み出します。それを相殺するためにも祈りが必要です。すべての儀式と祈りは考えの浄化、antaḥ karaṇa śuddhiを獲得する補助になります。中でも、何にも害を与えることがない神の名前を繰り返すjapa yajña(ジャパヤッニャ)という瞑想法は最強です。
しかし、omだけを繰り返すと、この世俗的な世界に一切興味を失い、役割を最後まで全うする前に社会から引退した生き方であるsannyāsīを望むことになるといわれています。そのため、家庭や仕事を持って社会での果たすべき役割がある人は、omの後にもう一つ神の名前を唱えることが推奨されています。例えば、
Om īśāya namaḥ(オーンイーシャーヤナマハ)
Oṃ namaḥ śivāya(オーンナマッシヴァーヤ)
Oṃ namo bhagavate vāsudevāya(オーンナモーバガヴァテーヴァースデーヴァーヤ) などです。
日々の生活の中に祈りとして神の名を呼び、この宇宙のすべて、Īśvaraを讚える習慣を持つことによって自分の考えを浄化することができます。





